書概楷書帖・阿・以・宇・江・於・1帙5冊/水嶋山耀/21世紀初めの記念すべき足跡として生きたあかしとしての揮毫であった/書道手本/折れ帖

書概楷書帖・阿・以・宇・江・於・1帙5冊/水嶋山耀/21世紀初めの記念すべき足跡として生きたあかしとしての揮毫であった/書道手本/折れ帖

商品説明
書概楷書帖・阿・以・宇・江・於・1帙5冊/水嶋山耀/21世紀初めの記念すべき足跡として生きたあかしとしての揮毫であった/書道手本/折れ帖

年度不明 外箱厚さ約10.8ｃｍ 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。

おわりに
21世紀の幕は開かれた記念すべき年。書に親しむ者は書展作品に取り組み、行草体でなければ書にあらずの観がある。 書に於いては楷書が基本、出発点であるから書概の書論を楷書で揮毫することにした。経意の書ではなく、卒意的に半折 に一章一章を一月十五日から書き始めた。

それが積み重なり、五月の連休には書き終わっていた。二四六枚の半折の山となった。書き終えた満足感・征服感・爽快 感は富士山頂にも登った感激に劣らない。八十五才の老人の目には活字が小さくきつかった。今思えば何故拡大コピーを 思いつかなかったのかと残念。しかし見まちがい、書き損じ誤字脱字の箇所も今はよい思い出。卒意的に書いたものだか ら。文の内容に関係なく気の向くままの仕事であった。二〇〇一年二十一世紀初めの記念すべき足跡として生きたあかし としての揮毫であった。

日に三・四枚だからで余り無理して大量を磨墨しなくてもよい。手磨りで十分だ。墨は栄寿堂の「萬法」を使用。筆は四種類。一つは「万紫千紅」8×8cmのみなせ製羊毛筆。前半の中細字に使用。次は「玄羊神品屏筆」徐保三監製。中国筆で五六十年以前のものと思う。1×1cm短鋒だから後半の中細字に使用。三本目は「超長鋒純羊毫」久保田号竹場作8 XW 大字作品に使用。四本目は「山耀珍玩」一休園製8×8cm。これも大字作品に使用。特別に高級な筆ではないが、 それぞれに楽しく書けた。徐保三筆は特に柔毛であった。

門人の中に尋生会二十一回書展に出品して頂いたらとの言に、ついその気になり、数人の門人に正誤を検討して頂き感謝。更に幸いにも、高畑常信氏著の書概読み下し文を引用、花をそえて頂き心より厚くお禮申し上げる。表装は翰林堂様。写 真撮影、印刷製本は昇栄堂様に依頼。数回の打ち合せ、盆前のことと無理強い申訳なく思っている次第。

再度ながら二〇〇一年の私の足跡。お笑い下さい。明日は大暑とか、窓から眺めると白い夏雲が東へ流れて行く。「夏雲 奇宇多し」と。果して生誕百年の右卿師は何とご覧じておられるか。

平成十三年八月吉日
水嶋 山耀

お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。

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